イギリス 旅随想 ―エジンバラからロンドンまで その5
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    私たちのロンドンの宿泊先。ル・メリディアン・ロンドン。

    5つ星ホテルです。格式とモダンが調和した居心地のよいホテルでした。

    何よりも交通便利なのがいいです。

    歩いて1、2分で地下鉄ピカデリー駅、

    ボンドストリート、オックスフォードストリート、コヴェントガーデンまで、

    いずれも徒歩10分。目の前があのフォートナムアンドメイソンです。 


    私たちがここを選んだのは交通アクセスの良さから。

    ここを起点に出かけるためです。


    そこで、市内観光もそこそこに、

    さっそくソールズベリー経由でストーンヘンジに行くことにしました。


    ソールズベリーといえば大聖堂。



    ここには現存する3つのマグナカルタの写本のうち、

    一番状態の良いのが保存されているそうです(もちろん非公開)。

    中も素敵。



    ソールズベリーは街の雰囲気も落ち着いています。



    写真には写っていませんが、街の要所要所に大きなハンギングフラワーがあり、

    川には古い石橋がかかり、街のどこにいても大聖堂の尖塔が見え、

    中世の風情を残す町並みでした。


    そんな中にTESCOとか、スーパーがあったりして、

    その違和感が面白かったです。


    さて、ソールズベリー駅からストーンヘンジ行きのバスに乗りました。

    ソールズベリーから北西に13キロの場所ですが、

    ほとんど我々のようなツーリストばかりで、

    二階までびっしり埋まってしまいました。



     

    ソールズベリー市街を出て、

    建売住宅のような、同じような家が立ち並ぶ郊外の住宅街を抜けると、

    なだらかな麦畑がどこまでもどこまでも続きます。

    極めて単調です。

    「ミステリーサークルでも描きたくなるなぁ」と

    思わず独り言を言ってしまいました。

    隣の席では主人がこっくりこっくりと船を漕いでいます。


    やがて、麦畑が緑の草原に変わりました。


    いよいよストーンヘンジに近づいてきました。

    遠目にもそれらしいものが。

    それと、アリのようは長蛇の列が!!




    受付で各国語のガイド付きイヤホンが無料で使えます。

    早速日本語のイヤホンガイドを持って列に並びました。


    ストーンヘンジは、トリトンと呼ばれる組石を中心に

    直径約100mほどの円形に、メンヒルという立石が配置されています。

    この石群は紀元前2500年から2000年のあいだに建造されたと推定されますが

    それを囲む土塁と堀は紀元前3100年まで遡るそうです。


    つまり、ローマ人が入る前、アングロ・サクソン人が入る前に、

    すでにストーンヘンジが存在していたわけです。

    遺跡自体の情報はネットで検索できるので、

    ご興味のある方はそちらで検索してみてください。


    私がストーンヘンジでまず感じたのは、

    「あれ、この雰囲気どこかと似ている」ということでした。

    ウィンダミアのストンサークルでも感じたのですが、

    現在のように周囲が囲まれる前、

    何もない広い野原にどん!と立っていた頃の、飛鳥の石舞台の

    雰囲気に似ているのです。


    ストーンヘンジの周辺は、人をリラックスさせる空気が

    ゆったりと流れていました。

    長蛇の列から解放されてストーンヘンジまで辿りついた人は、

    誰も穏やかで、くつろいだ表情をしているのです。

    周囲の草原に寝転んだり、ベンチで昼寝をしたり、

    子供がはしゃぎまわったり、と和やかな雰囲気で満たされているのです。

     

    私たち夫婦もかなり長時間ベンチに座ってぼーっとしていました。

    そのうちエネルギーがチャージされたのか、はしゃぎたくなるから不思議です(笑)。

    パワースポットが苦手な私ですが、

    ここはプラスのエネルギーが溢れているのかもしれません。


    リラックスしたいい気分で戻ってくると、土産物屋のおじさんが、

    「あんた達、運がいいね。ここは1週間のうち4日は曇りか雨なんだ。

    昨日も降っていたよ。」と声をかけてくれました。

    ますますいい気分になり、バスに乗って再びソールズベリーに向かうことに。

    途中、オールドセラムという遺跡があるので、

    「どんな所か行ってみよう」と、降りたのですが、

    近づくに連れ、主人も私も体が重くなってきたのです。

    理由は分かりません。

    ストーンヘンジでもらったエネルギーが枯渇するような感じです。


    ここは、もともと11世紀に城砦や大聖堂が建てられ

    周辺に人が居住していた円形の城砦都市でした。

    13世紀に大聖堂がソールズベリーに移転したあと

    廃墟になったのです。


    ちょっと小高い丘になっていて、ソールズベリーの街を

    一望できるらしいのですが、丘を登っているうち、

    二人とも気持ちまで重くなってきたので、

    引き返しました。

    あれはいったい何だったのだろう、

    と今でも理由が分かりません。


    ともあれ、ソールズベリーに戻り、

    列車でロンドンに戻りました。


           (つづく)









    posted by: shigemi11 | - | 18:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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